中山さんご一家
移住のきっかけ
中山さんの礼文への移住のきっかけは、漁業就業支援フェアで礼文町の漁業関係者との出会いでした。
「ほかのまちの方にも話を聞いていたのですが、高校時代に利尻島で過ごしたこともあり、礼文島で漁師になるということには違和感がなかったです」とお話いただきました。
漁師の仕事
漁業研修では親方に大変お世話になり、礼文島での漁のイロハだけでなく、この島での暮らし方も教わったそうです。定置網漁よりも磯回りでの漁を選んだのは、個人事業主として自分を確立したかったから。「あまり人に雇われるのが好きではないので、ひとりで海に出て漁をしている時間がなにより楽しいですね。海は危険とも隣り合わせなので、準備などはしっかりし、緊張感を持って仕事に取り組んでいますが、趣味の延長みたいな感じで楽しく仕事をしていますよ」とお話いただきました。
春はタコやノナ(キタムラサキウニ)、夏と秋はウニやコンブ、夏冬にはタコ、ナマコも揚がります。
島での生活
礼文島へ移住してから、子育てについて不安は少ないようです。「礼文島の人はとにかく義理人情が厚く、面倒見も良い。島の人みんなで子育てしてもらっているような安心感があります」とお話いただきました。
礼文島には300人くらいの漁師がいますが、自分はまだまだ若手という中山さん
「自然が好きで、人と関わるのが好きな人、自分の人生は自分で切り開くという気持ちのある人には、礼文島での漁師に向いていると思いますよ」
とエールを送ってくれました。