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移住者の声

石原さんご一家

島での出会い

石原さん夫妻は礼文島のユースホステルで働いていた時に出会い、お互い礼文島を再訪したときに偶然再会したことをきっかけに交際のきっかけとなったと言います。その後、二人は結婚し礼文町での暮らしをスタートしました。

親御さんの理解やユースホステルの主人が二人のことを後押ししてくれたこともあり、暖かな島の人たちにも助けられ「人に恵まれたのが有り難かったですね」と二人は声を揃えます。

島での仕事

旦那さんは漁師になるために研修を受け、2019年4月より正式に島の漁師となりました。6月から9月には「ウニ」や「ホッケ」、冬には「タラ」などを獲り、漁師を続けています。
石原さんは「島に来て、初めては建設会社で働いたり、飲食店でアルバイトをして生活していたのですが、飲食店のオーナーが漁師の魅力を教えてくれて、格好よく思ったんですよ。だんだんと礼文島に来たのなら漁師になりたいと考えるようになって親方に弟子入りしたのが始まりですね。妻にその思いを伝えたときに応援してくれたことも後押しになりました。」と話します。奥さんも「ウニ」の殻剥き作業を手伝っており、「殻剥きは妻の方が上手なんですよ。まだ1歳になったばかりの娘をおんぶしながら、頑張っている姿をみていると頭が下がりますね。」と夫婦二人で働きながら島生活を送っています。

島での暮らし

島での暮らしぶりを奥さんに尋ねると「島の生活は多少不便だからこそ楽しいのだと思いますよ」と笑います。「魚は周りの漁師さんからおすそ分けしてもらえますし、買い物もネットや宅配業者さんも巡回してくれますので、それほど苦労はありません。ただ野菜の値段が高いのが少し不満ですね」。
島の人たちは、家族のようだと言います。「みんな温かくて、面倒見が良く、家族同様に面倒を見てもらっている感じです。よそ者の私たちに対しても、すんなり受け入れてくれました。今後は娘に兄弟を作ってやりたいんですよ。もっと家族を増やして、みんなで楽しく笑って過ごしていきたいですね」。と話してくれました。
※2019年9月に発行している移住パンフレットより抜粋
 

それから2年後

島で暮らして
改めて取材にさせていただくと石原さん一家に、家族が1人増えていました。待望の男の子が生まれ、島での暮らしを続けています。

島での苦労

現在も漁師として生計をたてられていていましたが、奥さんも子供の面倒を見なければいけないので、手伝いをさがしていましたが、うに剥きや、昆布干しのバイトさんを雇うのも難しかったようです。島の人手不足は漁師さんも影響を受けているようで他の漁師さんからも同じように人手の確保に苦慮している声もききます。
またこれまでの話を聞くと家探しにも苦戦しており、一時は島を出なければならないとも考えていたようですが、タイミングよく町営住宅の募集があり、残ることができたと言います。
他にも出産で島外に出なければいけいことや、島に子供を預けることができる人がいないことなど苦労や心配もあると話してくれました。

移住者の方へ

そんな苦労もされている石原さん一家ですが、「不便さも覚悟の上で島に来ています。そのうえで島のいいところがあるから移住してきました。」と話してくれました。
奮闘中の毎日を過ごしている二人から礼文島への移住を考えている人にメッセージをもらいました。「少し不便に感じるかもしれませんが、生きている!っていう実感がわく生活が待っていますよ。一度、遊びに来てみませんか?家族がみんな笑顔になれる場所ですし、毎日がどきどきとワクワクの連続ですよ!」。

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